医療脱毛は、10年前に比べると技術進歩を遂げています。これから全身医療脱毛を始める方は、脱毛機の種類などに戸惑うかもしれません。無駄のない医療脱毛を受けたいけれど、どこのクリニックに行けばいいか分からない方もいるでしょう。
現在クリニックで使用されている医療脱毛の種類、脱毛部位などによって使い分ける大切さなどをお伝えします。
目次
医療脱毛の種類は増えています
日本で従来の医療脱毛といえば、効果はあるけれど、痛みの強いライトシェアかジェントルシリーズが一般的でした。今は、医療脱毛の技術も進歩しているため、お客様がどのような脱毛を希望しているかによって選択できる時代へと変化しています。
現在、医療脱毛が行えるレーザーの波長は以下の3種類です。
医療脱毛レーザーの波長 3種類
(1)アレキサンドライトレーザー
(2)ダイオードレーザー
(3)ヤグレーザー


この波長を用いて熱破壊型と蓄熱型の2つの照射方法に分類されます。
医療脱毛レーザーの照射方法 2種類
(1)熱破壊型
(2)蓄熱型


レーザーの波長、照射方法によって得意・不得意な毛や肌質もあるので、見極めが重要です。
アレキサンドライトレーザーは最強?

最近、よくSNSで「アレキ最強」と書かれているのですが、これは本当ですか?

確かにアレキサンドライトレーザーは人気が高く、全国的に多くのクリニックが導入しています。
当院でも主力機械として使用しています。
アレキサンドライトレーザーが全てにおいて最も効果が高いと思っている方が多いですが、実際はアレキサンドライトレーザーでも不得意な毛質があるのです!

ええっ、そうなんですか?「アレキ最強」だと思ってたんですが‥

たとえば「うなじ、二の腕、肩甲骨の皮膚」は他の部位より厚くなるので、アレキサンドライトレーザーの波長では不利になります。
この場合は出力を上げても、毛母細胞に充分な熱量が吸収されずに表皮が過度な炎症を起こすことがあります。また「硬毛化」という現象を誘発してしまう確率が高いです。

ええっ、全然知らなかったです!
アレキだけで全ての毛に対応することは難しいということなんですね >
従来のレーザー脱毛機に多く使用されているのが、ジェントルシリーズ(アレキサンドライトレーザー)です。全国的に多くのクリニックが導入していて、当院でも活躍しています。最近は、アレキサンドライトレーザーが全てにおいて最も効果が高いと評価している方が多いですね。
しかし、アレキサンドライトレーザーにも得意・不得意な毛はあります。
アレキサンドライトレーザーは皮膚から浅く生えている毛は抜群の効果がありますが、深く生えている毛は不得意です。
特に二の腕や肩甲骨周囲の毛が苦手です。逆に毛を濃くしてしまう硬毛化という現象が高頻度に起きる部位でもあります。パルス幅や冷却ガスを調節するなどの工夫はしてみるものの根本的な解決は難しいという見解です。また、VIOが色素沈着している方は火傷になりやすいので、パワーを強くできずに脱毛効果が逆に低くなることもあります。
このように、一概にアレキサンドライトレーザーが最強とは言い切れない面があることを理解しておきましょう。
無駄のない医療脱毛とは?

そ、そんな‥アレキ最強説を信じてたのに、いったいどのマシンを使えばいいかわからない‥
混乱してしまいます >

そのお気持ちはとてもよくわかります、そのようにおっしゃるお客様はとても多いんですよ。
東洋人の肌には、色白の明るい肌・普通の肌・浅黒い肌・黒く濃い色の肌があります。さらに部位によって、毛の太さ・毛の色・生え方・深さも異なってきますよね。だから、1種類のマシンだけで効率良く医療脱毛を行うのは難しいと僕は考えています。
つまり、肌質・毛質・部位によって、レーザーの波長・照射方法を使い分けて、プラス、出力も細かく調整することで無駄なく医療脱毛ができるんです。

確かに‥!!!そこまでやってくれるクリニックがあれば、ぜひお願いしたいです!!!
ビューティースキンクリニックでは「一人ひとりに適した脱毛を行うことが無駄のない医療脱毛には大切だ」と考えております。そのためには、肌質や毛質、部位によって脱毛機を合わせて施術をすることが大切です。そもそも全員に最高な脱毛機があるなら、クリニックによって使用する機械が異なる状況にはならないと思います。
日本人の肌には、色白の明るい肌・普通の肌・浅黒い肌・黒く濃い色の肌と、4つのスキンタイプに分けられます。また、部位によって肌のトーンは異なるため、全身を同じ出力で施術することはありません。
肌の色や毛の太さ、毛の色、生え方から毛乳頭にレーザーが確実に届くように波長や出力を調整することで、より効果的な医療脱毛が実現します。
また、深く生えている毛や産毛に低エネルギーを吸収させると毛の幹細胞からサイトカインが分泌されて、硬毛化してしまいます。これは脱毛ではなく発毛の研究で明らかになっています。
逆に、過度に強力な熱量を瞬間的に与えてしまうと休眠状態の毛包を活性化し発毛させる可能性もあります。とにかく強く照射すれば良いという考え方は危険です。できる限り硬毛化が起きないように脱毛するためには、豊富な症例から学ぶ事が大切です。
効率よい医療脱毛のために必要なこと
(1)肌質、毛質、部位に適切な波長・出力を選択
(2)深く生えている毛・うぶ毛・休眠状態の毛包に不適切なレーザーを照射しない
(3)圧倒的に豊富な症例を経験する
(4)新しい技術を取り入れる
ビューティースキンクリニックでは、アレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザー・ヤグレーザーと、3種類の波長で熱破壊型と蓄熱型を使いこなせるように機械を配備しています。
当院は全タイプのマシンを揃えています
-
【照射方法】
①熱破壊型
②蓄熱型 -
【波長】
①アレキサンドライトレーザー
②ダイオードレーザー
③ヤグレーザー


レーザー脱毛機の種類と施術例
東洋人の平均的なスキントーンであれば顔、腕、脚、体の前面は、蓄熱照射より熱破壊式のアレキサンドライトレーザー・ダイオードレーザーが効果的です。従来の医療脱毛と同様に痛みは強めになります。
◆施術例:ジェントルマックスプロ・ライトシェアデュエット
産毛の多い背部・腰部・二の腕の産毛、色黒なスキントーンは、低出力での高速連続照射がオススメです。
◆施術例:メディオスターNeXT PRO 、ソプラノチタニウム
背部の毛質によっては、パルス幅を広げる、複数の波長を混ぜて高出力での熱破壊型照射が有効な場合も多いです。ただ、硬毛化・肌荒れのリスクに注意しなければなりません。


医療脱毛の最大のリスク
次のような方は、背中・腰部・二の腕など硬毛化する可能性が高いため注意してください。
背中・腰部・二の腕など硬毛化する可能性が高い場合
(1)ケロイド体質
(2)脂性肌(背中にニキビができやすい方)
(3)毛孔性苔癬(赤いプツプツがある方)
(4)毛穴の開きが気になる
(5)エステ脱毛で明らかに背中だけ減毛できなかった
このような方は、従来の熱破壊型機械での照射は、くれぐれも慎重にするべきです。 硬毛化する可能性が高い肌質の方にどうアプローチするのか、クリニックの知見が試されるところです。


痛みの少ない蓄熱型脱毛なら大丈夫?

う〜ん?それなら普通肌でも、硬毛化しやすい場合でも、背中・腰部・二の腕は蓄熱式を選んだほうがいいのでしょうか?

そうですね。背中・腰部・二の腕は、皮膚の深部までじっくり熱量を伝達できる蓄熱式が安全に照射できます。
しかし、蓄熱型照射は熱破壊型の照射に比較すると施術回数が増える傾向にありますので、熱破壊型照射で問題ない方は高出力でパルス幅を調節して複数波長の熱破壊式照射を選択しています。
当院では、すでに2万件以上の全身脱毛の症例があり、日々、知見を更新しています。これらをもとに、お客様に一番効率的な組み合わせを提供することを誇りにしています。

なるほど!最新情報だけに頼らず、毎日、医療脱毛ばかりしてる豊富な実績から判断できる事もあるんですね。

そうなんです。たくさん勉強してくださって、逆に混乱してしまう方が多いので、まずはぜひ、無料カウンセリングを受けてみてください。
(背腰部、二の腕において、スキントーンが暗い、肌荒れしやすい方は熱破壊型よりも蓄熱型による施術が向いている場合もあります)
※ 背腰部、二の腕において、スキントーンが暗い、肌荒れしやすい方は熱破壊型よりも蓄熱型による施術が向いている場合もあります。
有名な蓄熱型医療脱毛機は以下の2つとなります。
有名な蓄熱型医療脱毛機
(1)メディオスターNeXT PRO
(2)ソプラノチタニウム
どちらも低出力の複数波長で高速連続照射が可能です。毛乳頭とバルジ領域を破壊する蓄熱型照射モードと熱破壊型照射が可能です。一般的には表皮へのダメージを抑えやすいです。白髪にも効くという噂もありますが、臨床上では無理です。皮膚の深部まで熱量を伝達できるため特に背中・腰部・二の腕などで効果を発揮します。
メディオスターNeXT PROのメリット
初めて医療脱毛を受ける方にオススメです。

メディオスターNeXT PROのメリット
(1)肌に優しいので敏感肌へも照射可能
(2)色黒の方も照射可能
(3)痛みが少なく肌へのダメージを軽減
脱毛効果や安全性について厚生労働省の承認を取得しています。当院で使用していても肌トラブルが圧倒的に少ないです。従来の医療脱毛と比較して痛みを軽減できる仕様となっています。

色々なクリニックの口コミで「蓄熱式はダメ、熱破壊式がいい」とたくさん書かれてたんですが‥

そうなんです。「熱破壊式が一番いい」と思われている方は多いですね。太い毛は照射後に抜ける感覚があるので「あ!脱毛できてる」と感じやすいです。
「蓄熱式」は低出力でじっくりと熱を加えて、毛母細胞を変性させます。すぐには抜ける感覚がないので、効果を感じるまで時間がかかります。
ですが最終的には蓄熱式でも熱破壊式でも脱毛は可能です。

ええっ、そうなんですね!蓄熱式はダメだと思っていました‥

確かに、蓄熱式はじっくり熱を加えるために、熱破壊式より回数がかかる傾向にあります。ですが、痛みが少なく肌トラブルも少ないので、肌質によっては非常に有効です。
私も2015年頃はメディオスターNeXT PROの脱毛効果に関して否定的でしたが、現在では信頼して使用しています。

それなら、蓄熱式も魅力を感じてきました!痛みが少なく脱毛できるならうれしいです!
ソプラノチタニウムのメリット
幅広い出力設定ができるソプラノチタニウムもオススメです。

ソプラノチタニウムのメリット
(1)3種類のレーザーをブレンドして同時照射
(2)太い毛から産毛まで幅広く脱毛効果を発揮
(3)痛みや肌質に合わせて詳細な設定ができる
肌質によっては、26J/㎠以上での強力脱毛が可能なソプラノは、3波長同時照射であらゆる毛質の脱毛に対応しています。もちろん、エステ脱毛や他の医療脱毛で残った毛も脱毛可能です。

脱毛経験者にソプラノがおすすめ、とはどういうことでしょうか?

ソプラノチタニウムはアレキサンドライト・ダイオード・ヤグの、医療脱毛に使える3波長をすべてミックスして照射します。230ボルトの電圧を有しており安定してハイパワーな高速連射が可能です。痛みは感じやすいです。
そのため、医療脱毛に慣れている脱毛経験者の方にはおすすめです。
最終判断は実際の肌質、毛質によります
メディオスターとソプラノのどちらが向いているかは、実際のお肌の状態によります。
照射の痛みの感じ方によっても照射パワーが変わってきます。選択肢は多いほうが医療脱毛は効率が良いです。
全ての方に高額なプランをすすめるような事は当院ではありません。お客様のご要望、毛質、肌質に応じてご提案しますので、どうぞご安心ください。
医療脱毛ならビューティースキンクリニックにご相談ください


美容医療はこの10年で大きく進歩しています。シミ治療ではQスイッチレーザーからピコレーザーへ進化しました。医療脱毛も同様に進化を遂げています。熱破壊型、蓄熱型、そしてハイブリッド型へ、ひとりひとりに合わせた脱毛方法を選ぶ時代になっています。
ビューティースキンクリニックでは、4種類の脱毛機を導入しているため、脱毛効果によって毎回の変更が可能です。全ての脱毛機から選べるプランから、メディオスターNeXT PROとソプラノを選べるプランを用意しています。
まずは、無料カウンセリングをお待ちしております。