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40代・50代のVIO脱毛!白髪が増える前に始めよう
40代や50代の女性の方は、VIO脱毛(アンダーヘアの脱毛)は「白髪が増える前」に始めるのがおすすめです。医療レーザー脱毛は黒い毛には効果があるものの、白髪に脱毛効果がないためです(熱破壊式も蓄熱式も同様です)。
白髪でもできるVIO脱毛は「医療針脱毛(ニードル脱毛)」のみですので、残った白髪は1本ずつ処理することになります。しかし、VIOに生えている毛のほとんどが白髪になってしまえば、数千本ものムダ毛を医療針脱毛で1本ずつ処理することとなり、時間がかかる上にコストも高くなってしまいます。
ですので、VIOが完全に白髪になる前に医療レーザー脱毛でVIO脱毛をして、残った白髪は医療針脱毛(ニードル)が必要となります。
そもそもVIOに白髪が生えるメカニズムとは
毛髪や体毛などに色が付いているのは、メラニン色素が影響しています。元々毛は白い状態で作られますが、毛根部分にある毛母細胞の中にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、毛に取り込まれることで黒く見えています。
しかし加齢・遺伝・ストレス・不健康な生活習慣などの原因により、メラノサイトの活動が低下、停止すると、メラニン色素がつくられる量が減り、白髪になってしまいます。個人差もありますが、アンダーヘアに白髪が生え始めるのは、30代後半~40代と言われています。なお、白髪を元の黒色に戻すのは非常に難しく、確立された治療法はありません。
VIOの白髪に医療レーザー脱毛の効果ナシ
VIOに生えている白髪に、医療レーザー脱毛の効果はありません。この理由は、医療レーザー脱毛は「毛のメラニン色素」に反応するレーザーを当て、熱ダメージを与えることで脱毛効果を得ているためです。つまり、白髪にはそもそもメラニン色素がないため、医療レーザー脱毛をしても、白髪だけが残るのです。
なお、医療レーザー脱毛には「熱破壊式」と「蓄熱式」がありますが、どちらもメラニン色素をターゲットにしています。「蓄熱式なら白髪にも効果がある」と誤解される方がいらっしゃいますが、蓄熱式(SHR方式)の医療レーザー脱毛も白髪への脱毛効果はありません。
医療レーザー脱毛(熱破壊式)の仕組み
熱破壊式の医療レーザー脱毛は、毛母細胞にあるメラニンをターゲットとし、毛母細胞や毛乳頭に熱ダメージを与える脱毛方式です。
毛母細胞や毛乳頭は深い部分にあるため、レーザーを毛穴の奥まで届かせる必要があります。毛根の深さは部位によって異なるため、施術部位に合ったレーザーを選ぶ必要があります。
医療レーザー脱毛(蓄熱式)の仕組み
蓄熱式の医療レーザー脱毛は、発毛を促す働きをもつ「バルジ領域」や「毛包全体」をターゲットとし、低出力でじわじわと熱量を加え、毛が生える幹細胞を根本的に破壊する脱毛方式です。バルジ領域は比較的浅い位置にあるため、毛根の深い場所をターゲットとする熱破壊式よりも痛みを抑えることができるとされています。
なお、蓄熱式も熱破壊式も脱毛効果は同じですが、毛が抜けるタイミングに違いがあります。蓄熱式のレーザー脱毛では、熱破壊式のように施術から数日後に毛が抜けるケースは少ないですが、施術の2ヶ月後以降に減毛を実感できます。
医療レーザーでVIO脱毛をして白髪だけ残った!どうする?
医療レーザーでVIO脱毛をしたものの、白髪だけが残った場合は、医療針脱毛で白髪を1本ずつ処理するのがおすすめです。
「白髪数本程度なら抜いちゃえば?」と考えられる女性も多いですが、アンダーヘアの毛根は深く、抜いてしまうと炎症・毛嚢炎・埋没毛の原因となるためNGです。仮に白髪を抜いてもまた生えてくるため、意味はありません。だからこそ残ってしまったVIOの白髪は、医療針脱毛で処理をするのがおすすめです。
アンダーヘアの白髪と医療針脱毛について、詳しくは下記のコラムもあわせてご覧ください。
白髪でもできるのは医療針脱毛(ニードル脱毛)
医療針脱毛(ニードル脱毛)とは、毛穴1つ1つに絶縁針を挿入し、高周波の電気を流す脱毛方法です。当院では、表皮に電気熱のダメージを与えない、医療機関だけに許可された「小林・山田式絶縁針」を導入しており、火傷の心配はほぼありません。
医療針脱毛のメリットとデメリット
医療針脱毛のメリットは、白髪を含むあらゆるムダ毛を、安全かつ確実に脱毛できる点です。医療針脱毛で処理をした場合、その場ですぐに脱毛効果を実感していただけます。
しかし、医療レーザー脱毛よりも強い痛みを感じる方が多く、脱毛する毛量が多いほど痛みが増す傾向があります(笑気ガス麻酔、塗る麻酔が利用可能です)。また医療針脱毛で処理できるのは1分あたり10本程度と時間がかかり、医療レーザー脱毛よりも料金が高額になるのはデメリットと言えるでしょう。
医療レーザー脱毛と医療針脱毛を併用するのがオススメですので、その流れを説明します。まず、レーザー脱毛を受けます。その2週間後に白髪だけ伸びてきますので、伸びている白髪のみ針脱毛を施術します。前回のレーザー脱毛から2ヶ月後にまたレーザー脱毛を施術する。このサイクルの繰り返しが、時間的にも経済的にも効率が良いです。
VIO脱毛を始める40代・50代の女性の割合が増えている
近年は、VIO脱毛を始める40代や50代の女性の割合が増えていますが、どうしてなのでしょうか?
理由❶ 介護脱毛をするため
40代や50代の女性がVIO脱毛を始める1つ目の理由として、介護脱毛を希望されていることが挙げられます。介護脱毛とは、将来自分が介護されることを想定して、予めアンダーヘアの脱毛をしておくことを指します(要介護状態になってからの脱毛ではありません)。
アンダーヘアがあると排泄物が残りやすく、介護される側は衛生状態を保つのが難しく、介護する側はおむつの交換時に負担になってしまいます。Oラインにおいてはムダ毛を残存させることで感染症のリスクもあり、健康面においても必要な施術と言えます。
そのため、将来の自分と介護者の負担を見据えて、介護脱毛を始める40代や50代の女性が増えています。
理由❷ 生理時の不快感を軽減できる
40代や50代の女性がVIO脱毛を始める2つ目の理由として、生理時のムレやニオイといった不快感を軽減する目的が挙げられます。
VIO脱毛をしていないと、生理による経血以外にも、排泄物やおりものも付着しやすくなってしまいます。VIO脱毛は別名ハイジニーナ(英語で衛生)とも呼ばれており、デリケートゾーンを清潔に保つことができます。
理由❸ 自己処理をする必要がなくなる
40代や50代の女性がVIO脱毛を始める3つ目の理由として、自己処理をする必要がなくなることも挙げられます。
カミソリや毛抜きによる自己処理は肌トラブルの原因になり、繰り返すことで色素沈着を起こすリスクが高くなります。VIO脱毛をすることで手間のかかる自己処理から解放され、肌トラブルを回避できるようになるのは大きなメリットと言えるでしょう。
40代・50代のVIO脱毛でよくある質問Q&A
40代や50代の女性のVIO脱毛やアンダーヘアの白髪について、よくある疑問をまとめました。
質問❶ VIOの白髪を染めたら医療レーザー脱毛できる?
VIOの白髪を黒く染めても、医療レーザー脱毛の効果はありません。この理由は、毛染めは毛穴から出ている部分の毛に着色はできるものの、毛穴の中にある毛を染めることができないためです。医療レーザー脱毛は、毛穴の中にある毛のメラニン色素に反応するため、白髪を染めても医療レーザー脱毛の効果は得られません。
質問❷ 医療脱毛をしたら白髪になったって本当?
医療脱毛をして白髪になるというのは、はっきりとわかっていません。医療レーザー脱毛をしたことで黒い毛の本数が減り、効果を得られなかった残った白髪が目立ってしまい、白髪が増えたように感じた…と推測されますが、メラノサイトに熱が加わることは間違いないので、因果関係は完全には否定できません。
質問❸ VIO脱毛で残った白髪をどうしてもセルフ処理したい場合は?
VIO脱毛で残った白髪をどうしても自己処理したい人は、白髪を根本からハサミでカットしましょう。カミソリでの自己処理は肌トラブルの原因となりますし、抜いてしまうと炎症・毛嚢炎・埋没毛のリスクが高くなってしまいます。定期的に白髪をカットするのは面倒という方は、医療針脱毛で完全に処理されると良いでしょう。
まとめ
40代や50代の女性は、白髪が増える前にVIO脱毛を始められることをおすすめします。
そして白髪だけが残った場合は、医療針脱毛で1本ずつ処理をすることで、ハイジニーナに仕上げることができます。
医療針脱毛のデメリットの1つに痛みがありますが、医療機関であれば麻酔の提供が可能ですのでご安心ください。当院では、お客様1人1人に最適な医療脱毛方法を選択して、効率よくデリケートゾーンをしっかり脱毛させていただきます。白髪の本数が増える前に、まずはお気軽に無料カウンセリングへお越しください。