ボトックス注射

① シワ取りボトックス

ボトックス注射は、筋肉をリラックスさせてその運動を抑制する作用を利用した治療です。ボトックス注射に使用する薬剤は、ボツリヌス菌の作り出す筋弛緩作用のあるA型ボツリヌス毒素(天然のたんぱく質)で筋肉をリラックスさせて効果がでる治療ですが、ボツリヌス菌の毒素を分解・精製したものなので、危険はありません。
シワ取りで施術する場合、シワを作る筋肉の動きを弱め、筋繊維を細くして、シワができにくい状態にします。表情筋は、顔の表情を作る重要な筋肉ですが、加齢によって繰り返し動く部分がシワになっていきます。ボトックス注射により、表情筋の動きを鈍らせることにより、シワをできにくくするのです。表情に違和感を出さずにシワだけをなくす薬液量、注入部位の選択が大切です。

施術時間約5分

A 額	前頭筋	額のしわを改善し、ツルツルのおでこにします。
B 眉間	皺眉筋	眉間の縦ジワを改善します。
C 両目尻	眼輪筋	目尻の笑いジワ（カラスの足跡）を改善します。
D 両目の下	眼輪筋	目の下のちりめんジワを改善します。目の下の皮膚にたるみがある場合は治療適応にならない場合もあります。
E タレ目 （デカ目）	下眼瞼隔壁	目の下の筋繊維を弛緩させて目を大きく見せます。
F 鼻根	鼻根筋	笑った時にできる鼻上部の横ジワ（バニーライン）を改善します。
G 口角	口角下制筋	口角を下に引っ張る筋肉の力を弱めて、口角が上がりマリオネットラインの改善になります。
H あご	オトガイ筋	あごにできる梅干しシワを改善します。
I 小鼻	鼻筋	鼻翼のサイズを小さくします。
J ガミースマイル	上唇鼻翼挙筋/上唇挙筋	笑った時の歯ぐきの露出と鼻孔の開きを抑えます。
K 上口唇 （人中短縮）	口輪筋	人中の縦シワを改善し、口唇を上向きにします。
L まぶた	眼輪筋	上眼瞼の眼輪筋を弛緩させて目をぱっちり開きます。

② エラボトックス（小顔ボトックス/歯ぎしり・食いしばり改善ボトックス）

エラ（咬筋）ボトックス

ぐっと奥歯を噛み締めたときに耳の下にふくらみが出るなら、奥歯を噛み締める咬筋が発達し過ぎてエラが張っています。このタイプの「エラ張り顔」をボトックスで改善することができます。また、咬筋を減弱させることで歯ぎしりも改善されます。

施術は、筋肉の動きを和らげるボトックスを、エラ張りの原因となる咬筋に直接注入します。施術後はダイエットに成功したような感じで徐々にシャープになっていきます。繰り返し注射することで持続時間が長くなり、筋肉も縮小していきます。持続期間は3～4ヶ月で､最適な治療ペースは、約４カ月に１度の治療を３回以上となります。結果が持続し、ご満足いただける結果も期待できます。

側頭筋ボトックス

エラボトックス（咬筋ボトックス）だけではあまり効果がみられない方や、こめかみの張りが強く顔の上部が張っているように見える方、歯ぎしりや食いしばりによる頭痛がある方は側頭筋ボトックスもおすすめです。

こめかみ部分にボトックスを注入することで、側頭筋の動きを抑制します。これにより側頭筋を萎縮させ、輪郭を卵型に整えてスマートな小顔に見せたり、歯ぎしりが弱くなることで頭痛の緩和が期待できます。

「エラボトックスや側頭筋ボトックスを行うと、食事ができなくなりますか？」とご質問を受けることがありますが、物を噛むときに使われる咀嚼筋は、咬筋と側頭筋以外にも内側翼突筋、外側翼突筋があり、これらの筋肉が代わりにバランスをとって働きます。ただし、初めてエラボトックスや側頭筋ボトックスを行った方は、数週間ほどやや噛みにくいと感じることがあります。

エラ（咬筋）ボトックス・側頭筋ボトックスの投与量

基本投与量は両側合計で50単位ですが、歯ぎしりが強い、噛み締めが強い方には症状に応じて倍量（100単位）投与をおすすめする場合がございます。
（例）ボツリヌストキシン（韓国製）の場合 → 50単位×2=100単位、7,800円×2=15,600円（税込17,160円）

唾液腺（耳下腺/顎下腺）ボトックス

耳の前から下の部分が膨らんでフェイスラインにたるみが出ている場合やアゴ下の左右に腫脹を伴うもたつきがある場合、唾液腺という組織が発達していることがあります。この場合は、咬筋でなく唾液腺にボトックスを注入して萎縮、抑制させることで、フェイスラインをシャープにスッキリさせることが可能です。唾液腺ボトックスの施術は、唾液分泌の抑制など副作用も伴うため治療適応にならない場合もありますので、医師にご相談ください。

③ ワキ汗ストップボトックス

ワキにボトックスを注射することで、わきがの原因となる汗そのものの分泌を大幅に減らすことができます。わきがだけでなく、嫌な汗じみを防ぐことができるので、ブラウスなど汗じみが目立ちやすい服装でお仕事されている方のご利用が多く、毎年多くの方が施術されます。効果は約3～4ヶ月で、ほとんどの方はワンシーズンに1〜2回の施術ですみます。

施術時間約5分

④ 美脚スリムボトックス

美脚の重要なポイントは、ふくらはぎのカーブだと言われています。筋肉量が多いとふくらはぎが張ってしまい、綺麗なラインが出ません。ですが足の筋肉は歩く時に使うため、運動で細くするのが困難です。また立ち仕事の方は、ふくらはぎがどんどん張っていき、細くするのが非常に難しくなります。このような場合、ふくらはぎにボトックスを注射することで筋肉を小さくして、細くすることが可能です。

注射をするだけなので、5分ほどで終了します。徐々に筋肉の働きを弱め、筋肉のボリュームを減らしていくので、自然に細くなります。スポーツで筋肉が発達したふくらはぎでも、女性らしい細い脚になります。注入直後から普段通りの生活ができます。

施術時間約5分

⑤ 肩こり改善ボトックス

あまり知られていないのですが、ボトックスは肩こりの解消にも非常に効果があります。デスクワークをされていると肩の筋肉が異常に張ってしまい、ひどい頭痛に悩まされ、頭痛薬が手放せないという方も多いと思います。このような場合、肩にボトックスを注射することで肩の筋肉の張りを弱めることができます。注射をするだけなので、5分ほどで終了するので、お忙しい方でも気軽に施術できます｡（もっと早くに施術すればよかったという感想をよくいただきます）

施術時間約5分

⑥ 首ボトックス（シワ消し&リフトアップ）

「ネフェルティティリフト」とはボトックスを使って美しいフェイスラインやネックラインをつくりだす施術で、あごのたるみや首の縦ジワが気になる方におすすめです。
「ネフェルティティ」は古代エジプトの王妃で、彼女の顔から首にかけての美しいラインは時代を超えて理想的とされています。それを目指した施術として「ネフェルティティリフト」という施術名がつけられました。

若い人は、首の広頚筋（フェイスラインを下に引く筋肉）と顔の抗重力筋（重力の反対方向へ働く筋肉）が互いに引っ張り合い、美しいフェイスラインとネックラインを維持できています。しかし加齢とともに引っ張り合う力のバランスが崩れ、フェイスラインやネックラインにたるみが生じ、中でも首の縦ジワが目立つようになります。そこでネフェルティティリフトはボトックスで広頚筋の力を弱め、上下に引っ張り合う力のバランスを調整すれば、フェイスライン・ネックラインのシワとたるみの改善を期待できます。

施術は、筋肉の動きを和らげるボトックスを、首の浅い部分に縦に走っている広頸筋に直接注入します。施術後は徐々にシワが浅くなっていき、繰り返し注射することで筋肉も縮小して持続時間が長くなります。3〜4ヶ月ごとの施術で年に3回程度の施術がおすすめです。

施術時間約5分

当院を選ぶ理由

当院では輸入に際して製剤の高品質を維持するため、格安の並行輸入品ではなく、製造元である製薬会社から公式に輸入した製品のみ使用しております。

当院のボトックス注射は表示金額より高額になることはございません

ホームページに表示している金額（ボトックス単位量）は、一般的な症状に充分に対処できる適正量を目安としています。表示金額より高額になることはございませんので、安心してご来院くださいませ。

※エラボトックス（小顔ボトックス/歯ぎしりボトックス）、ワキ汗ストップボトックスは選択する単位量によって金額が異なります。

ボトックスはどんな施術？痛みは？

ほんの少し、チクッとする注射による痛みがあります

注入に使う針は非常に細いので、通常の注射に比べて痛みはほとんどありませんが、ほんの少しチクッとするような痛みがあります。ほとんどの方が麻酔なしで施術されますが、不安な方はご相談ください。

＊当院では注入治療の麻酔は塗るクリーム麻酔のみでのご案内となります。

痛みの少ない、日本製の極細注射針を使用しています

海外製の注射針、もしくは30Gの注射針が広く使用されておりますが、ビューティースキンクリニックでは、日本製の注射針でボトックスやヒアルロン酸治療用に開発された、特に精度の高い極細注射針（34G）を使っています。

日本製で安全かつ安心で、施術時の痛みや内出血のリスクを最小限にすることが可能です。他院での施術で痛みを感じた方は、ぜひ一度ご相談ください。

施術はアラガン社認定医師の「院長 林隆洋」をはじめ、経験豊富な医師が担当します

たとえばシワ取りの治療の場合、ボトックスにより表情筋を緩めてシワをできにくくするという方法なので、注入量や注入部位を間違えると、シワの原因となっている部分以外の表情筋の動きも止めてしまい、表情が乏しくなるということがあります。

このように、経験や知識が十分でない医師や看護師が施術すると、表情が乏しくなるだけでなく、口元に違和感を覚える、食べ物が噛みにくくなる、ということもあるので注意が必要です。一度ボトックスを注射すると、このような症状があらわれても体内で成分が分解されるまで待つしかありません。約3～6カ月で徐々に効果がなくなりますが、それまで我慢することになります。

このような事態を避けるためには、「顔の神経回路や表情筋の動き、バランスなどを熟知しており、ボトックス治療の経験が豊富な医師を選ぶ」ことが重要になります。

その次にボトックス治療に重要なことは、これはあまり知られていないのですが、「同じ医師に継続して治療してもらう」ことが大変重要です。ボトックスの効果は個人により差があるため、次回の治療時に「前回の仕上がりがイメージどおりだったか」お客様のご意見を聞き、打ち方や量を調節していくと、より一層希望の仕上がりに近づけることができるのです。毎回医師が変わると、希望の仕上がりにならないことがかなり多くあります。

当院では、1万人以上の患者様にボトックス注射を行ってきた「院長　林隆洋」をはじめ、経験豊富な医師が責任をもって施術いたします。細心の注意をはらいながら、患者様がご希望される美しい仕上がりを目指して施術します。毎回、打ち方や量をしっかり記録して、次回に活かせるようにしております。おかげさまで、継続して治療を受けられる方も増え、回数を重ねるごとに、さらに希望の仕上がりに近づけることが可能です。
最近はご予約が急増しています。他院で満足できなかった方、ぜひ一度ご相談ください。

当院のボトックスの種類について

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出した一種のタンパク質です。アセチルコリン分泌阻害というメカニズムを利用して筋肉を緩める（一過性の麻痺を生じさせる）ことで、筋肉を細く小さくしたり、汗腺の活動をブロックしたりします。そのため、エラ張りを緩和して小顔にしたり、脇汗を止めたりできるほか、小じわなどの表情ジワを緩めて目立たなくする治療にも利用されています。

当クリニックでは2種類のボトックスをご用意しているため、治療のお値段も2通りとなっています。1つめは、国内で唯一の薬事承認品であるアラガン社製品の「ボトックスビスタ」。2つめはMFDS（韓国食品医薬品安全庁）の薬事承認を取得しているHUGEL社製品の「Botulax」です。HUGEL社は欧州GMP基準で設計された製造施設を有しており、安全性と薬剤の品質管理は信頼できるといえます。ビューティースキンクリニックが使用するBotulaxはMFDS(韓国食品医薬品安全庁）から薬事承認されている製剤であり、数ある韓国製のボツリヌス製剤の中でも品質の安定、安全性が高いと評価されています。ボトックスはこれら2種類のみを使用しています。

アラガンボトックス（アメリカ製）
米国アラガン社製で、FDA（米食品医薬品局）で安全が認可され、国内でも唯一、厚労省により安全が保障されています。世界で95％以上のシェアを誇り、2,000万を超える症例があります。

Botulax（韓国製）
韓国HUGEL社製で、MFDS（韓国食品医薬品安全庁）の薬事承認を取得している「Botulax」。

韓国HUGEL社のBotulax製造ライン

HUGEL社は欧州GMP基準で設計された製造施設を有しており、安全性と薬剤の品質管理は信頼できるといえます。ビューティースキンクリニックが使用するBotulaxはMFDS(韓国食品医薬品安全庁）から薬事承認されている製剤であり、数ある韓国製のボツリヌス製剤の中でも品質の安定、安全性が高いと評価されています。

ボトックス治療の詳細

他の美容メニューや、医療レーザー脱毛と同日施術も可能です

ボトックスは比較的短時間で治療が終わり、ダウンタイムもほぼないので、続けて他の部位のボトックスを受けたり、他の美容皮膚科の施術を受けることができます。医療レーザー脱毛の施術日に一緒にご予約いただくことも可能です。

結婚式など重要なイベントはもちろん、久しぶりの同窓会で周りに差をつけたい、というようなご要望も問診時にぜひお伝えください。お客様のスケジュールに合わせて、最適な組み合わせ施術をご提案します。

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